海外の歯の事情
先進国の歯に対する意識の違いについて触れてみたいと思います。
2021年USニュース世界最高の国ランキングでは、日本は2位とされています。
しかし、歯に対する国民の意識は先進国の中では低いようです。
例えば、アメリカでは歯の美しさがステータス、または身だしなみと考えられています。そのため、特に歯並び治療は子供の頃から親が生活費を捻出してまで治療費に当てるのが当たり前のようです。ホワイトニングもお化粧の一貫であり、美容院やネイルサロンと同じ感覚で行われています。
お隣、韓国も美容大国であり歯に対する意識も非常に高いです。
外国の人からみた日本人は、高級バッグを持ちながら歯並びが悪かったり、銀歯が見えることにとても違和感を感じているようです。
また、話をする時などに口を抑える仕草も不思議がられます。
日本人も自信をもって笑えるように綺麗な口元でありたいですね。
一方で、国をあげて口腔ケアが進んでいるスウェーデンとドイツでは、銀歯を使った虫歯治療は法律で禁止されており、銀歯を提供した歯科医師は罰せられます。
歯科用金属は、体に害だからという理由によります。いわゆる銀歯は、金や銀の他に銅、亜鉛、パラジウムなど色々な金属が配合されている合金です。
そのため口の中で腐食し溶け出していきます。体内に蓄積されると金属アレルギーを引き起こす可能性があるため、体に害があるものとして認識されているようです。
かたや日本はどうでしょう?
医療保険制度という日本国民の平等な権利であり、負担金も少なく治療を受けられる素晴らしい制度です。
しかし、歯科保険治療では金属を多用した治療が主体となっています。今では、金属の代わりに硬質レジンやセラミックス、ジルコニアなど、体に優しく審美的にも優れた素材が日本にも揃っています。
また、医療保険は予防のためのメンテナンスが考慮されていません。あくまで、病気に対する治療しか面倒をみてくれないのです。
そのため、予防処置(メンテナンス)も自費になります。予防処置とはセルフケアでは取りきれなかった汚れなどをクリーニングするので、美容室やネイルサロン、エステと同じくくりで考えて頂ければ決して大変なことではありません。
国民の意識を高め、予防に専念できるような文化になることを願います。
少なくとも、渋谷宇田川デンタルクリニックの患者様は、この事を知って頂いた上で、治療法を選択して頂いております。
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