歯の黄ばみを取る方法とは?歯を白くする方法を詳しく解説します



日本人のお口の悩みで、もっとも多いともいわれているのが「歯の黄ばみ」です。日本人は歯の色がクリーム色がかっている人が多いこともあり、歯が黄ばんで見えることに悩んでいる方が多いのです。


白くきれいな歯になるためには、正しいケアが必要です。歯が黄ばんで見える原因と、正しい対策を知れば、白く健康な歯を手に入れられます。このページでは、歯の黄ばみの原因や、黄ばみを取る方法、歯を白くする方法などを詳しく説明していきます。




日本人は「歯の黄ばみ」に悩んでいる?


歯の黄ばみやくすみに悩んでいる日本人がどのくらいいるのか、実際にデータを見てみましょう。全国の20~69歳の男女を対象に行われた「オーラルケアに対する意識調査」では、44.5%の人が「歯の着色」が気になると答えています。


「あれ?意外に少ない?」と思うかもしれませんが、それもそのはずで、20~50代の女性に絞ってアンケートを取った別の調査では、実に75%もの女性が「歯のくすみ・黄ばみ」が気になると答えています。


このページをご覧いただいているみなさんは、きっとオーラルケアへの意識が高い方々のはず。歯の黄ばみに悩んでいる人はとても多く、解決方法もきちんと存在しています。次の項目から、詳しく説明していきます。


参考:オーラルケアに対する意識調査|株式会社サンギ

参考:オーラルケアに関する女性の意識調査




歯の黄ばみは生まれつき?歯が黄色く見える理由


日本人には、なぜ歯の黄ばみに悩んでいる人が多いのでしょうか。原因は大きく3つあります。



1.歯の表面にステイン汚れがついている


歯の表面に汚れがついたり、食べ物やタバコによって着色してしまって、黄ばんで見えることがあります。


コーヒーや赤ワインなどに含まれる「ポリフェノール」が、歯の表面のエナメル質を覆っているタンパク質と結びつくと、「ステイン」になってしまいます。このステインは黄ばみの原因になりますが、水に溶けないため、簡単に落ちません。


また、タバコに含まれている「タール」も、直接歯に染み付いて、やはりステインになります。喫煙者の歯が、いわゆる「ヤニで汚れる」のはそのためです。



2.歯石や虫歯が原因で黄ばんで見える


歯石や虫歯が原因で黄ばんで見えることもあります。


歯石は歯垢(プラーク)が石灰化したもので、黄色がかっています。日頃のケアで歯垢が落としきれていないと歯石になって、歯全体がうっすら黄ばんで見えるのです。


また、虫歯は黒っぽくなるイメージですが、虫歯の初期段階で歯の表面がでこぼこになると、エナメル質の光沢がなくなって黄ばんで見えます。



3.エナメル質が薄く、象牙質が透けて見えている


歯の色は個人差があり、人種によっても違います。日本人は歯が黄色みがかって見えがちといわれていますが、これは歯の表面を覆う「エナメル質」の厚みが関係しています。


歯は外側から「エナメル質・象牙質・神経」の3層構造になっています。日本人は外側の

「エナメル質」が薄いことが多く、クリーム色の「象牙質」の色が透けて見えやすいのです。


これは、いわゆる「生まれつき」のものですが、年齢を重ねることで、さらにエナメル質は薄くなっていきます。しかも、象牙質は厚みを増していくため、20代の頃は歯が白かった人でも、年齢と共に徐々に黄ばんできます。




歯の黄ばみはセルフケアで白くできる?


歯の黄ばみを自分で落とせたら…と考えたことのある人も多いと思います。歯の黄ばみをセルフケアする方法を紹介します。



着色・汚れはセルフケアできる


日常の着色汚れは、こまめに歯磨きをすることでセルフケアができます。


コーヒーや紅茶、赤ワイン、チョコレートやカレーなどを食べたあとは、できるだけ速やかに歯を磨きましょう。外出中など、すぐに歯磨きができないときは、口をゆすぐだけでも効果があります。



歯石・虫歯の予防もセルフケアが重要


歯石が溜まっていたり、初期の虫歯があると黄ばんで見えてしまうことがあります。歯石は、毎日歯磨きをして、歯垢を溜めなければできづらくなりますから、こまめな歯磨きや、フロスでの歯間の掃除を心がけることが大切です。


虫歯を防ぐには、こまめな歯磨きのほかに、唾液の分泌を促すことも大切です。唾液には、口内を中性に保って虫歯を防いだり、口内の細菌の繁殖を予防する力があります。食べ物をよく噛むことで唾液がたくさん出るようになりますから、30回以上噛んで食事をするように心がけましょう。食べすぎの防止にもなります。


歯石や虫歯を放置すると、黄ばむだけでなく、お口の健康に大きく影響します。自分でケアするだけでなく、定期的に歯科医院に出向いて、歯の健康をチェックしてもらう習慣をつけましょう。



オーラルケア用品以外でのケアは✕


重曹・酢・レモン汁や、メラミンスポンジなどで歯が白くなると聞いたことがある人もいるかもしれません。こうした方法の中には、たしかに一時的に歯が白くなるものもあるようですが、歯や歯茎を傷つけかねないので絶対にやめましょう。


歯のケアには、必ずオーラルケア製品を使うことが大切です。そして、セルフケアに悩んだときには、歯科医に相談しましょう。




市販のホワイトニング歯磨き粉で歯は白くなる?


市販のホワイトニング歯磨き粉で歯を白くすることはできるのでしょうか。日本製と海外製それぞれについて説明します。



日本の市販品は「歯の白さをキープする」ことが目的


ホワイトニング効果があると書かれている市販の歯磨き粉は、ステインなど歯の汚れを落として、歯の色をキープするものです。歯に汚れがつきづらくなるように、コーティングする製品もあるので、こうした歯磨き粉で定期的にケアするのは効果的です。


「ステインクリーナー」のような名前の製品は、研磨剤が入っていることがあります。研磨剤の入っている歯磨き粉は、歯の表面を傷つけてしまうこともあるため、十分気をつけて使いましょう。できれば「低研磨性」か、汚れを浮かせて落とす「研磨剤不使用」のものを使うとより安全です。



海外製品は歯を白くする効果があるが歯や歯茎を痛めることも


ホワイトニング先進国といわれるアメリカで市販されているホワイトニング歯磨き粉には、日本の薬事法では歯磨き粉への使用を認められていない「過酸化水素」や「過酸化尿素」を使ったものもあります。


これらは、歯の色素を分解して白くできる成分ですが、歯のエナメル質が薄い日本人が使うと、知覚過敏になることがあります。歯茎にダメージを受けることもあるため、おすすめできません。




歯の色そのものを白くするなら歯科医に相談しよう


歯の色をキープするためのケアは自分でもできます。でも、歯の色そのものを白くするなら、歯科医に相談しましょう。



歯の色素を分解できるのは「ホワイトニング」だけ


歯の色そのものを白くするには、「ホワイトニング」が有効です。ホワイトニングは、専用の薬品を使って、歯の中にある色素を分解して白くする治療です。


「ホームホワイトニング」は、その名の通り自宅でできます。まず、歯科医院でマウスピースを作成し、薬品を受け取ります。自宅では、マウスピースに薬剤をつけて、所定の時間、毎日装着します。期間は数週間~2ヶ月ほどで、徐々に白くしていきます。


「オフィスホワイトニング」は、歯科医院で行うホワイトニング方法です。濃度の高い薬品を使い、特殊な光を当ててスピーディに白くしていきます。2~3回の通院で済み手軽ですが、薬品の濃度が高いため、ホームホワイトニングに比べて知覚過敏が起こる確率は高くなります。


詳しくはコチラの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。



変色した詰め物を取り替えることで印象が変わることも


歯に使う白い詰め物は、保険治療の場合「レジン」というプラスチック素材です。このレジンは、最初は白いのですが、時間が経つと黄ばんでいきます。前歯など広い範囲にレジンの詰め物をしている場合、それが黄ばんで見える原因になっている場合があります。


こんなときは、古いレジンを除去して、高品質なプラスチック素材を直接歯に盛り付ける「ダイレクトボンディング」という方法で修復することができます。自費診療になりますが、仕上がりが美しく、強度も十分にあり長持ちします。



歯科医院で歯のクリーニングをすると美しさが蘇る


歯科医院では、歯のクリーニングも行っています。PMTCと呼ばれる専用の機械を使ったクリーニングが可能なほか、歯石の除去や、高圧洗浄機でステインやニコチンを除去する方法などもあります。


ホワイトニングの前に、まずは歯科医院で徹底的にクリーニングをして、自分の歯が今どのような状況かを考えてみてもよいでしょう。




まとめ


歯が黄ばんで見える原因には、

  • 歯がステインで汚れている

  • 歯石がついている

  • 初期の虫歯

  • 元々の歯が黄みがかっているケース

などがあることがわかったと思います。


黄ばみの原因ごとに、正しいケアの方法がありますから、自分でもこまめなケアをするとともに、悩んだら歯科医に相談するのがおすすめです。


歯は一生付き合うものですから、自己流に頼らず、正しいケアをして、美しく健康に保ちましょう。